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安く、写真も文字と同じソフトでレイアウトできるため高い作業効率を持った点にあります。下流の工程もこれにあわせ版下不要でPCのデータを直接製版できるようになっていったのです。 この流れを受け、当時、「紙の時代の終焉」が言われるようになります。しかし、写植からDTPへの移行は急速に進み、製版工程も印画紙不要のイメージセッターやフィルム不要のCTPへと移り変わって行きましたが、紙の印刷が急速に衰えることはありませんでした。 とはいえ、この間、一方でWEB の世界が急速に拡大したのは周世知の通りです。ライラックでは紙通りのデザインからはじまったといンう自負がありますが、表現の媒体としてWEBの可能性にも早くから着目し取り組んできました。2000年のWEBサイトリニューアルでは既にフルFLASHでの自社サイト制作を行い、WEBの分野でも高い技術を持ち続けるというアピールを行いました。 FLASHによる動画を扱えるという技術は目新しく、脚光を浴びましたが、一方でFLASHの表示には時間がかかるという点、GOOGLEやYAHOOといった検索エンジンの急速な普及のなかでFLASHコンテンツは検索エンジンに読み取れないという弱点もクローズアップされるようになり、当社でもFLASHの扱いはトップページのメインビジュアルのみなど限定的なものになっていきます。そこで代わって力を入れてきた方向性が2つ。ひとつは業務の効率を上げる、CGIやPHPといったスクリプト言語の利用、MYSQLなどDBを利用したCMSやECサイトの構築です。ただ、表示し見せるだけのWEBではなく、インタラクティブで「使える」WEBの構築に力を入れてきました。具体的に言えば毎月決まった箇所は管理画面を用意しブラウザからお客様が直接更新できるようにしたり、オンラインショッピングサイトを作るといったことですが、こうした仕事から派生し、自社でもショッピングサイトの運営をするに至りました。
