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運営にともなって学習したSEO対策をはじめとする運営ノウハウを提供する、これが二つ目の方向です。コンサルティングというと口はばったい響きがありますが、WEBの制作を依頼された際にはできるだけ、その後の運用を意識し打ち合わせを進め、場合によっては運用サポートや代行を行います。紙媒体の場合にも広告であれば成果についてお客様とお話をする機会はありますが、アクセス解析などを通じてお客様以上にデータに触れる機会ができるようになったのはWEB運営に携わることの大きな特徴であり、当社にとってはメリットです。こうした運用意識とノウハウがあることはデザインや制作にも良い影響をもたらすからです。 こうしてライラックはパンフレットやリーフレットなどの紙の広告、書籍やムック、雑誌といった出版物の編集・デザイン・DTP、WEBの制作・運用と表現に関わる仕事全般に広く関わるようになっていきました。そして時代はこの文章を書いている2010年を迎えます。 創業時から言われてきた「本はやがて電子化される」という言葉が、いよいよ現実味を増してきました。とりわけ耳目を集めたAPPLEのIPHONEとIPADの存在が大きく影響したのは間違いありませんが、AMAZONのKINDLEなどの海外勢に加え、SHARPのXMDFリーダーなど各社の技術が実用レベルに高まったこと、携帯電話の高機能化と高いレベルでの普及が背景にはあるでしょう。 いずれにせよ、ここにいたり紙と電子媒体という二つの分野がより近しく結合する分野として電子書籍という市場が急成長の兆しを見せています。ライラックとしても早速、取り組みを始めました。このサンプルページは紙媒体のデザインを済ませた際に書き出したPDFをもとに、FLASHへ変換するという形で作られています。印刷物の流用という意味でコストが抑え
